今年で5年目、通算で50人以上も生徒が参加してきてくれた磯場屋学校も来月で10回目になります。
今回は、校長のアイデア提案で皆さんに「ゲタ」と呼ばれるお寿司屋さんの寿司を盛るための木の台を使用して、一人ひとりが刺身の5点盛りを盛り付けます。使う魚は当日の漁模様次第。
確実に使う事が決まっているのは、マツブ。正式にはエゾボラと呼ぶ高級ツブ。

意外に知られてないが、隣町やそのとなりの町も含め、道内の有数産地なんです。
食感は、アワビより歯ごたえがあるのと、口に入れると磯の風味が鼻から抜けます。
大きなサイズになると、大人の男性の両手の拳を合わせたぐらいの大きさの物もあり、市場の浜値で3000円前後の値が付きます。でも小さい物ももちろんあるので、選んで買えます。実はこのツブ、居酒屋に行き刺身盛り合わせなどを頼むと良く殻が器になり、身が盛られていますが、よーく観ると殻に穴が開いてます。この穴がポイント!身は貝の殻が奥まで巻いている構造のため、ただ引き抜くと途中でちぎれてしまいます。そこで、ある特別の位置に小さな穴を開けると、シュルシュルと身がきれいに取り出せるという訳です。
今回の磯場屋学校でも、過去の磯場屋学校でもこのツブの殻からの身の剥き方が一番盛り上がります。
取り出したツブもゲタに盛り合わせます。
そして、生徒に振る舞う賄いは好評で今回は、ツブの炊き込みごはんと真鱈の三平汁。そして地場魚を使ったカルパッチョも作ろうかと考えています。そして、そして今回は今町に来ている地域起こし協力隊の素敵な助っ人による、デザートを用意します。
生徒は限定12名申し込みですが、今の所あと2,3名なら余裕があるので校長のお店、浦河町池田鮮魚店さんに申し込み下さい。あ、11月16日日曜日、午後1時からで会費はお一人材料費で2千円になっております。